天王星×双子座時代に、風の時代的「複業」を目指す

先日7月7日に、天王星×双子座時代に入りました。

 

これまでは、天王星がおうし座にあり、豊かさやお金とのかかわり方がテーマでした。

 

今後は、あらゆることがより風の時代的に自由な流れになっていくように思われます。

 

7月上旬、私は現在の派遣契約終了後の仕事が決まりました。

 

仕事に身が入らず苦痛を感じていた4月、仕事を辞めた後の方向性が見えず迷いの多かった5月、予想以上に早く派遣契約終了が決まって転職活動を始めることになった6月を経て、今は新しい仕事が決まったことにほっとしています。

 

本日は、この3か月間を振り返りながら、私の転職活動と、仕事に対する考え方の変化をシェアしたいと思います。

 

 

4月<苦痛の日々>

 

オーストラリアで念願のクラニオセイクラルセラピーを学んで充実した気持ちで帰国した後、日常の決まりきった仕事の繰り返しである日々が苦痛に感じるようになりました。

 

生活のためには簡単に辞めることもできず、また、充実感はなくても安定している日々を手放すことも怖く、どうしてよいか八方塞がりのように感じて苦しくなりました。

 

この頃、エックハルト・トート著「ニュー・アース」を読み、自分がネガティブな思考と感情に支配されていることに気づきました。

 

そして、本の内容に従って、日常が苦しいという気持ちを受け入れながらも現実に抵抗せず、やるべき仕事をしながら情熱を感じるビジョンを探していくことにしました。

 

 

 

5月前半<迷いの日々>

 

8月に3年満了を迎えるため、6月までに今後の意思を固める必要があるのに、相変わらず答えが出ないままでした。

 

決断の助けになればと、以前も受けたことのあるヒューマンデザインのリーディングを受けることにしました。

 

それによると、私は感情権威のタイプのため、燃える「欲望」に従って決断することが重要なこと、「欲望」に至らない間は決断を見送った方がよいことを聞きました。

 

不健康な状態にある時、強い欲望もないままに何となく決断してしまう傾向があると聞いて、3年前に2度派遣切りに遭った根本的な原因は、条件面だけを考慮して、自分がやりたい仕事をきちんと考えなかったことだったのだと思いました。

 

 

5月後半<ビジョンについて考える>

Calvin Coyle氏のコーチング講座に出て、わくわくするビジョンを持つことの大切さを再確認し、自分自身のビジョンについて振り返りました。

 

 

 

また同じ頃、ブレインジム・「クリエイティブビジョン」のコースを一緒に学んだ仲間と練習会を行う機会がありました。

 

その時定めた私のゴールは、セラピストとしての活動をしながら安定した収入を得るために、自分を信じ正しい決断をすること。

 

初めにゴールをイメージした時のからだの状態を内観してみると、会社員の方向へもセラピストの方向へもどちらも動くことができませんでした。

 

そこで、選んだバランス調整のメニューは「センタリング」。

 

「クリエイティブビジョン」で扱うセンタリングとは、体感覚、平衡感覚、主に上半身と下半身の協調から、自分のからだがどこにあるかをつかむスキルに関係しています。

 

からだの位置が重力に対して真っすぐに保てている時、自分軸も保つことができ、精神的にも落ち着いて今を感じることができるようになります。

 

さらに「センタリング」の中でも掘り下げるテーマは「焦点を戻す」こと。

 

焦点を戻すとは、視点の移動だけでなく、1つの活動・アイディアから別の活動・アイディアにスムーズに移動して、自分の意識も柔軟に保つことを含みます。

 

バランス調整後、私はよりセラピストとしての活動に進みたいという気持ちがより強くなりました。

 

 

6月前半<不安から安全の感覚へ>

 

派遣契約が8月で終了することが決まると、5月に得た気づきの効果がなかったかのように、落ち着かない気持ちになり、手あたり次第に仕事を探し応募していました。

 

ある時受講したCalvin Coyle氏のNLPの講座で、自分の中で不安がいっぱいであることに気づき、不安な気持ちを受け入れました。

 

 

脳科学者の茂木健一郎氏が、感情を司る扁桃体は、似たような出来事が続けて起こると、それがずっと続くという予測をしてしまうと話していた通り、過去に2回連続して派遣切りに遭ったことから、次も同じような経験をするのではないかと恐怖を感じているのだろうと思いました。

 

茂木健一郎「人生はサイコロを振っているのと同じ」「あまり思い込まないで」悪いことが立て続けに起こり自信喪失…悩む相談者に送ったアドバイスとは?(TOKYO FM+) - Yahoo!ニュース

 

その後幸運にもコーチングを受ける機会があり、そもそも自分の中に安全の感覚がなかったため、不安が必要以上に大きくなっていることに気付きました。

 

まずは、自分をハグして滋養することから始めることにしました。

 

 

 

 

6月後半<被害者意識を乗り越える>

 

自分ハグを続けて気持ちが落ち着くようになってから、少しずつ仕事探しを再開しました。

 

この頃、職が変わることへの不安はなくなっていたものの、引き継ぎの資料を作成し始めてふと浮かんだ言葉が「かわいそうな私」でした。

 

自分が苦労して築いたものを誰かに差し出さなければいけないことをどこか不条理のようにも感じていたのかもしれません。

 

けれども、元々は将来性のない仕事を手放したいと強く思っていたし、過去の退職~転職を冷静に振り返ってみると、手放した後はいつも新しい未来につながっていました。

 

だから、「かわいそうな私」という被害者意識は、挑戦することを引き留める古い意識なのだと気づきました。

 

NLP講座のCalvin Coyle氏も、変容を起こし新しいゴールに到達するために、まずは被害者意識をなくすことが必要だと話していました。

 

NLPで学んだ「リフレーミング」(状況のとらえ方を見直すこと)をしてみると、かわいそうな私→新しいチャンスに恵まれる私と書き換えることができました。

 

Calvin Coyle氏によると、感情を表現する言葉が英語には2000語あるのに、通常約12種類(ネガティブ:8種類、ポジティブ:4種類)しか使われていないそうで、いかに私たちの認識がネガティブに偏っていて、しかも決まった見方に限定されていることがわかります。

 

人生が新しい段階に入る時こそ、下記の3つのステップでネガティブな意識の存在に気づき、ポジティブな意識に切り替えることが大事なのだと認識しました。

 

1) 自分の中でデフォルトになっているネガティブな意識に気づく。

 

2) 向かいたいゴール、手に入れたいビジョンを明らかにする。

 

3) アファメーション(ポジティブな言葉がけ)を自分の中に注入し、ビジョンを現実にするために必要な内的環境(思考・感情)を整える。

 

 

7月前半<複業を目指す>

 

乳がん治療後の検査がひと段落したある日の夕方、派遣の仕事の面談に行きました。

 

派遣の場合面談は職場見学という名前ですが、実際には、落ちることもあってスキルと適性を判断される場になっています。

 

私は「セラピストとしての活動ができること」を第一に仕事を選びましたが、同時に医療業界での翻訳者としてのキャリアも積みたいと考えていて、過去の経験と今後の展望について、落ち着いて話すことができました。

 

仕事が決まって思ったのは、この3か月間で、仕事に対する考え方が変わったということです。

 

これまでは形の上では会社の仕事は本業、セラピストの活動が副業、でしたが、気持ちの上ではセラピストが本業で、会社が副業でした。

 

そのため、結果的にどちらにも本腰を入れることができない状態だったように思います。

 

けれども、澤円氏が著書「メタ思考」(大和書房)で述べている通り、私がこれから目指したい方向は「複業」ではないかと気づきました。

 

つまり、会社の仕事も、セラピストとしての活動もどちらも自分の価値を表現するための大切な活動ととらえるのです。

 

澤氏が述べている「エイリアス」(自分の分身のような存在)が複数あることにより、より自由に軽やかに生きていけるように感じています。

 

これは、ブレインジム「クリエイティブビジョン」で目指す右脳と左脳の統合状態であり、「センタリング」であり、「焦点を戻す」ことでないかと思います。

 

右脳と左脳、そして頭と心と全身が協調すれば、様々な活動(焦点)を自由自在に移動しながら自分軸を保ち人生を楽しむことができます。

 

このように、新しい仕事に移る時は、チャレンジとストレスの多い瞬間を切り抜ける必要がありますが、同時に別次元に移行できる機会となることを今回の経験で学びました。

 

今回お話しした経験が、これからの働き方を考える皆さまのお役に立てれば幸いです。