潮の流れと占星術

2年前の今頃、当時長く勤めていた会社を辞めるにあたり、占星術のリーディングを受けました。

 

そのタイミングが私にとって潮の流れが変わった時でした。本日は、当時について振り返りながら、最近受けた占星術のリーディングについても綴っていきます。

 

2年前の今頃、会社を辞めることは決めていたものの、その先の道筋がきちんと決まっていませんでした。

 

辞めると決めてから今まで感じることのなかった居心地の良さを実感し、本当にここを去るのだという実感が湧きませんでした。

 

そこでそろそろ具体的な行動を起こさなければと思った頃、占星術のリーディングを受けることにしました。

 

ちょうど冥王星の水瓶座入り(2023年3月)を1年前に控えたタイミングで、そろそろその影響が出始めるのではないか、と考えられており、それをテーマにしたリーディングでした。

 

リーディングしてくださった方が話されたことを思い出すと、私の人生で山羊座冥王星(2008年~)が及ぼす影響は大きく、それまでの数年間様々なことが起きたのも、冥王星の影響が大きかったのではないかということです。

 

特に冥王星が私のホロスコープ上で第6ハウスにあるので、仕事や健康面がテーマだったようです。

 

このタイミングで新しい環境に移ることは星が示す通りだと聞いて、直感に基づいて退職を決断したのは間違っていなかったと安心しました。

 

しかし、リーディングで背中を押されて新しい一歩を踏み出したものの、この年は大変なチャレンジの年でした。

 

二度続けて派遣切りに遭い、乳がんが見つかりました。仕事と健康面がテーマという通りでした。

 

きっとそんな経験をすることになると予め知ることができていたら、辞めるなんて怖くてできなかったでしょう。

 

でも、今振り返るとその経験を経ないと気づけないことがあったからこそ飛び出すことになったわけで、それが破壊と再生の星と呼ばれる冥王星のテーマなのだろうと思います。

 

この時受けたリーディングの内容を私はこれまで度々振り返り、その度に人生は星の流れに大きく影響を受けるということを実感してきました。

 

そして、今回また自分の潮目が変わるタイミングを感じて、新たな占星術のリーディングを受けることにしました。

 

今回受けたものは、前回のブログに少し触れたとおり、ヒューマンデザインというユニークな占星術です。

 

生年月日と出身地を伝えることは同じですが、その読み方が独特で、自分がどんなタイプであるか、意識上、無意識上どんな強みがあってどんな弱点があるか、かなり細かいパターンが導き出されます。

 

リーディングしてくださった方によると、ヒューマンデザインのリーディングを受けに来る人は、ショックを受ける覚悟ができているそうです。

 

自分がどんなタイプなのかを知ることは、必ずしも心地よいことだけではないからです。

 

けれども、それを受け入れることで、自分本来の流れに合った、より無理のない方向へ近づいていくことができるそうです。

 

ヒューマンデザインのリーディングで面白いと思うのは、からだのチャクラから、どのラインがつながっているか読み解くところです。

 

ラインがつながる場所によって、思考・感情・ハート・仙骨その他からだのどのパーツがエネルギー的に活性化しているか、優位なのか示されます。

 

私の場合は、からだのパーツの多くにエネルギーが満ちている点はよいのですが、そのエネルギーが3つに分断されており、つながっていないタイプだということでした。

 

このタイプは、何かを自分一人でやろうとするとエネルギーが空回りしやすく、誰かの助けが必要だそうです。

 

そこで多くの人と同じ空間にいるとエネルギーが回ってよいのですが、今度は共にいる人から影響を受けやすく、特に思考面での条件付けを受けてしまうことがテーマのようです。

 

そこで、自分にとって居心地の良い人と一緒に何かをやるとよいとのことでした。

 

それを聞いて、私は確かに何でも自分一人でやろうと頑張りすぎるところがあり、その状態に限界を感じているところでした。

 

けれども一人で頑張りたい私が、人の力を借りないとうまくいかないことを受け入れることは、自分の弱さや限界を受け入れるようで、すぐに実践することは難しく感じるのが事実です。

 

こういう点がヒューマンデザインのリーディングでショックを受けるというところなのでしょう。

 

でも、同時に本当はそれが自分の精神にとっても肉体にとっても自然な形だということがわかります。

 

結局のところ、自分がなぜ苦労するのか、思い通りにならないのか考えてみると、流れに逆らって無理な力を出そうとしている時なのだと思います。

 

そしてそのやり方が自分にとっておかしいと気づけないと、社会生活での出来事や健康面での試練によって気づかされることになるのだと思います。

 

特に40代は天王星やキロンの影響を強く受けるため、人生の方向転換が必要なとても重要な時期だそうです。

 

この時期をどう乗り越えるかがヒューマンデザインのテーマと言ってもよいのではないかという印象を受けました。

 

さて、今回受けたリーディングは自分がうすうす感じていたことを再確認した内容でしたが、やはり第三者の方からお聞きすると揺り動かされる感じがあります。

 

星から受ける影響からは逃れられないと再確認し、その後オーラソーマティーチャーの方から10年以上前に学んだ、占星術に関連したハンドトリートメントをセルフで行っています。

 

これは、手指や手の平の各部位、手相のラインが、星座や惑星に対応するという考え方を元にしており、オーラソーマのポマンダーとクイントエッセンスを使って手をやさしくケアしていくトリートメントです。

 

特に、思考線、感情線などのラインをゆっくりとタッチしていきます。

 

私は他人の思考の影響を受けやすいという話を書きましたが、思考線の複雑な絡まり方がそれを表しているようです。

 

今年は冥王星が水瓶座に完全に移行する年でもあり、より多くの人が強い星回りの影響を受けて人生を見直す時期に入っていると思います。

 

ハンドトリートメントをメニュー化するかは今のところわかりませんが、自分が持って生まれた星の特性を自然な形で生かすためにも、やさしいタッチによってからだに馴染ませていくセラピーができればと思っています。

 

占星術がからだに対応しているという考え方は他にもあり、私が行っているクラニオセイクラルセラピーでは、12の脳神経を12星座に当てはめて対応するポマンダーやクイントエッセンスを使用して行っております。

 

人間も自然界の一員である以上、星の影響を受けるのも自然なことととらえ、自然界のリズムにあった生き方に向かうためにこうしたケアを取り入れてみてはいかがでしょうか。