病と変容の可能性~Metamorphic Techniqueの観点から考える~

昨日は今年初めてのMetamorphic Techniqueのオンラインミーティングでした。日本時間22時スタートで眠気を堪えながらの参加でしたが、とても有意義な時間となりました。

 

まず最初の議題は、Metamorphic Techniqueを一言で表すとどんな表現になるか、という問いかけでした。

 

メンバーから出てきた案は、健康、成功、成長、自己実現、可能性を広げる、などありましたが、私が注目したのは、「人生へのアプローチの仕方が広がる」ということでした。

 

自分がこれしかないと思っていた方法や枠組みを超えて色々な可能性に自分を開けるようになる、ということです。

 

最近私は大きな転機を迎え、病気に関する議題を提案していました。Metamorphic Techniqueのメンバーから様々な考え方を聞いて勇気を

もらいたい、と思って問いかけたところ、大変心に残る内容となりました。

 

今日は、Metamorphic Techniqueでは病気に対してどう考えるか、なぜ「人生へのアプローチの仕方が広がる」のか、その考え方をご紹介します。

 

私が提案した議題は以下の通りです。

 

「Metamorphic Techniqueの観点では、病気をどう捉えることができるでしょうか。

 

病気に向き合うことは、Metamorphic Techniqueの三原則である、Notice the fact(事実に気づき), Acknowledge the presence(存在を認め), Let it be(そのままにする)を実践する機会だと思いますが、実際にはそのままにすることは難しいです。

 

病気を患い葛藤している人にどんな言葉をかけられるでしょうか?」

 

私は、最近心境の変化があり、乳がんの手術を受けようかと考えるようになりました。

 

今まで自分なりに様々な試みをしてきましたが、それすらも病気をどうにかしようと頑張っている状態かもしれないと思い至り、手術を受け、お医者様に身を委ねることこそが、何事にも頑張りがちな私にとって新たな癒しになるのかもしれないと思ったからです。

 

そう思った時、不思議なのですが、これまでの力みが抜け、ほっとしたような気持ちになりました。

 

そして、この状態が、私にとって「事実に気づき、存在を認めること」=自分が乳がんを患っていることを全面的に受け入れること、「そのままにする」=手術を受けることであるように思いました。

 

「そのままにする」の解釈が難しいのですが、私にとっては病気であることを受け入れた結果、専門家の意見を受け入れ、治療を受ける、ということになりました。

 

今回の勉強会でも意見が出ましたが、自然療法を取り入れている人にとって医療=からだにとって害を及ぼす、という考え方が根強く、必要な治療を受け入れられないケースがあるそうです。

 

けれども、Metamorphic Techniqueの考え方をすると、医療=害というのは本当でしょうか?と問いかけがありました。

 

医療は確かに害を及ぼす面はあるかもしれないですが、そう決め込んでいるのもまた思考によるものかもしれないからです。

 

自分が病気であることを受け入れられないために、その先のステップになかなか進めない人がいる、という話も考えさせられました。

 

さて、Metamorphic Techniqueでは「変容」をテーマにしています。

 

自然界の現象を例に挙げながら、生きとし生けるものの一生は変容の連続である、変容こそが創造である、という話を改めてご紹介します。

 

自然界で見られる変容の代表的な例は蝶です。芋虫がさなぎになり、その後蝶が誕生します。

 

まず芋虫の肉体は完全に分解され、なくなります。芋虫としては死を迎えます。

 

この時点でまだ蝶は存在していないのですが、時間と空間を超えたエネルギー上では既に新しい波動を持った存在が創造されています。

 

そして一定の時間を経て、全く新しい形を持った蝶として生まれ変わります。

 

このように形を変えて生き続けることが自然界では生き残るための自然なあり方ですが、人間は変化することに恐怖を感じるため、同じ状態に留まろうとしてしまいます。

 

この話を聞くと、病気になるということは、変容するための機会が訪れているのではないかと思いました。

 

確かに病気になったことは受け入れるのが難しいし、治療を受けることによって肉体に変化が起きることが恐ろしく感じられます。

 

けれども、それは新たな段階に進むためのプロセスであり、たとえ自分のからだの一部を失っても、それは芋虫の肉体がなくなるようなもので、その先には新しい波動を持った蝶になる可能性が用意されていると考えたら、病気になって治療を受けることはそんなに恐ろしいことではないかもしれない、と思いました。

 

そして、自分の内側から事実を見つめ、受け入れた時、つまりもがくことをやめ人生の流れに身を任せた時、自分の中に眠っている力が目覚め、大きなエネルギーとなって変容が起きるのかもしれないと思いました。

 

私は今まで積極的に医学的な治療を受けることに疑問を感じ、セラピストとして自然療法で健康になれる道を探ってきましたが、自然療法ですら、病気を治そうという試みであることは変わりなく、その意味では西洋医学でも自然療法でも変わらないのかもしれません。

 

大事なことは、事実を認め、どうにかしようともがくことをやめることで、私にとってはそれが治療を受けることにつながったのだと思います。

 

また、Metamorphic Techniqueでの自然界のもう一つの例え話として、どんぐりの実と土という話があります。

 

どんぐりの実は土の中で発芽し根を張ると、いずれ大きな樫の木になりますが、そのままでは木になることはできず、土が必要です。

 

Metamorphic Techniqueでは、どんぐりの実を樫の木に変容する可能性を持ったクライアントさん、土をプラクティショナーにたとえます。

 

土がどんぐりの実に直接何かをするわけではないように、プラクティショナーも特定の症状を改善しようと意図したり、アドバイスしたりすることなく、ただ土のようにグラウンディングしてクライアントさんに寄り添いタッチを行います。

 

病気を患った方にとってセッションはどういう意味合いになるのかと考えた時、重要なことはプラクティショナーがクライアントさんに対して愛を持って共に同じ空間にいることです。

 

これにより、クライアントの方が必要なエネルギーを受け取ることができます。

 

また、事実を認め受け入れるためのスペースが生まれることで、そのスペースから変容の可能性が生じるのではないか、という話になりました。

 

最後に、ドイツ人プラクティショナーCさんが発言された、印象的な言葉をご紹介します。

 

私たちは、死を恐れますが、実際には、死ぬことより、生まれること、つまりこの世に肉体を持って誕生することの方がエネルギー的に大変なことだそうです。

 

ですから、意志を持って無事に誕生した私たちは、それだけで病を克服し、新しい人生を創造する力があるそうです。

 

生まれるということが私たちにとって最大の創造でありチャレンジであるならば、私たちはそれだけ大きな力を持って生まれたことを信じていきたいです。

 

そしてだからこそバーストラウマがもたらす影響も少なくないことを考え、そこに光をもたらすようなMetamorphic Techniqueの活動を続けていきたいと思いました。

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