思考の使い方を見直して幸せな未来を創造する(ヨガニードラによる発見)

Pさんが説明してくれた、ヨガニードラと瞑想の違いは、ヨガニードラはより深いリラックスの状態(夢うつつの眠りに近い状態)を保ちつつも意識をクリアに保つこと。

 

さらに、松果体を活性化させること。松果体は深い睡眠を促すメラトニンを分泌する器官です。

 

つまり、より睡眠に近い状態に誘導しながらいかに意識を保っていられるか、がテーマのようですが、初心者にとっては眠ってしまう誘惑との戦いです。

 

夢うつつの中で意識する言葉が大事で、喜びが湧いてくるようなポジティブな未来・ゴールを描きます。

 

Pさんは私のためにこんな言葉を考えて、繰り返し語ってくれました。

 

「私は常にポジティブな思考、頭がクリアで心が落ち着いた状態にいて、どんな状況がやってきても上手に対応することができます。

 

私の体はリラックスして小さな細胞一つ一つにエネルギーが染みわたっていきます。

 

私はどんどん強く健康になっていき、人生がサポートに満ちていることに感謝し、あらゆるものと調和しています」

 

この言葉を聞きながら、からだの一つ一つのパーツに光が満ちていることを呼吸と共にイメージし、意識を向けていきます。

 

Pさんは、レッスンの最後にヨガニードラで目指す意識の状態を脳波の種類で説明してくれました。

 

脳波には大きく分けて4つ、それぞれ脳の違う場所で発生していて、ラジオのようにどの脳波にチューニングするか、がテーマのようです。

  • ベーター波(14 to 30 Hz):通常の覚醒状態で、ストレス下では状況をコントロールしようとする。3次元の世界。
  • アルファー波(8 to 14 Hz):通常のヨガや瞑想で達するリラックスした意識状態で、この時右脳と左脳は統合されている。3次元~4次元のクリエイティブな世界。
  • シーター波(4 and 8 Hz):深い瞑想状態、レム睡眠で達する意識状態で、直感や創造力が湧く。目をつぶっていても意識ははっきりしている。4次元・5次元のスピリチュアルな世界。
  • デルター波(0.5 and 4 Hz):最も深くリラックスした状態で、夢を見ていない睡眠時、無意識、昏睡時の状態。この状態に達した時、ヒーリングや現実創造が起こる。ハイヤーセルフにつながり、完全に委ねている状態。
  • ガンマ波 (30-42 Hz):最近測定が可能になった、非常に高いエネルギーと研ぎ澄まされた意識の状態。非常に深い瞑想時に到達できる。

ヨガニードラが究極的に目指すのは全く異なるデルター波とガンマ波の融合で、この状態にある時脳が多次元につながり、様々な問題解決につながるようです。

 

ただ、どの脳波にチューニングするかは、思考や意識が決めるのではなく、ハートが導くことが大事で、そのためにハートで感じる、という経験が重要だそうです。

 

難しく考えなくても、自分の思い描く未来がポジティブでハッピーに感じられるものであれば、それに合った意識状態へと誘われ、日常生活でアクセスするベーター波もよりリラックスした状態でつながれるのではないかと思いました。

 

Pさんは、今回ヨガによってリラックスした状態へ導く方法を提案してくれましたが、究極的にはどのセラピーもリラックスした脳波の状態を目指すものではないかと感じます。

 

私がご提供するセラピーでは、右脳を使って意識を拡大したい方には、クラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)、Metamorphic Techniqueなどのボディセラピーを、より左脳を使って気づきを深めたい方には、ブレインジムがお勧めですね。

 

人間は動物と違って思考と言葉を使うがゆえにネガティブやコントロールする意識に陥りがちですが、たとえネガティブであっても自分の状態を認識できるのは脳の力だし、ポジティブな言葉を使って現実を創造できるのは思考の秘める大きな可能性だと思います。

 

だから、ネガティブな状態から、ポジティブな状態に移行する、という単純なくくりではなく、思考の使い方を見直して思い描いた未来を創造できるようになりたいと思いました。

 

Pさん、愛のこもったレッスンをありがとうございました!