変容は自分の中から始まる~まずは受け入れ、安心する~

前回、オーストラリアの大先輩セラピストとMetamorphic Technique®のセッションをさせていただいた際の気づきをブログに綴りました。

 

最後にコーチングが辛かったことについて、Jさんに質問したところ、次のように言われた言葉が頭に残っていました。

 

「外側の現象に葛藤しているようだけど、問題は外側ではなく内側にあるのではないかしら?本当は何をしたいと思っているのかしら?」

 

その後、ブレインジム®やMetamorphic Technique®の勉強会を通して、様々な気づきがありましたので記します。

 

1) ブレインジム®と意識のマップ

 

2月後半、オーストラリアブレインジム®協会主催の勉強会に参加しました。

 

ゲストスピーカーは、オランダ在住のブレインジム®インストラクターMerelさん、タイトルは「ブレインジム® と12の次元」でした。

 

次元とは、ブレインジム®特有の考え方です。通常のセッションは、からだの上下、左右、前後の3つの動きを扱うことから、3次元のバランス調整と呼ばれます。

 

さらに、ブレインジム®の本格的なセッションでは、モチベーション、頭蓋、呼吸、身体調整の4つの次元を加えた7次元の調整を行います。

 

ここまではブレインジム®のコースで公式に習う内容ですが、今回Merelさんはさらに独自に5つの次元を追加して、12次元のバランス調整を行っている、というお話でした。

 

面白かったのは、この12次元のバランス調整を行う目的が、かの有名なデヴィッド・R・ホーキンズ博士著「パワーか、フォースか」(ナチュラルスピリット刊)で紹介されている「意識のマップ」に関連しているということでした。

 

まずは、この本について紹介した過去ブログから、「意識のマップ」の概要をまとめます。

 

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ホーキンズ博士は、キネシオロジーの筋反射テストによって人の意識レベルを測定できることを発見し、その指数と対応するキーワードを表した意識のマップを発表して世界的な評価を得ました。

 

著書によると、人間の思考や感情と、それに基づく行動は、無意識レベルの普遍的なエネルギーパターンによって支配されていて、私たちの人生はそのパターンに沿った状態に固定されています。

 

特定のパターンを引き寄せているのは個人の知覚(出来事に対する自分の解釈、反応や態度)です。

 

エネルギーレベルは1~1000の数値で測定されます。

 

600までが大多数の人間のレベルで、それ以上は悟りの境地にある人の状態です。

 

200がネガティブかポジティブかの閾値で、200以下のエネルギー状態を「フォース」と呼びます。

 

具体的には、恥、罪悪感、深い悲しみ、恐怖、怒りなど、破壊的なレベルです。

 

「フォース」の状態では、人はマインド(思考、エゴ)に囚われ、自分が生きるだけで精一杯の不安やコントロールに満ちたサバイバル意識で生きています。

 

これに対して200を超えるポジティブなエネルギー状態を「パワー」と呼び、具体的には、勇気、意欲、受容、愛などがあります。

 

エネルギーレベルが上がるにつれて、宇宙に無限に存在する豊かさ、自分自身の力を超えた高い意識につながり、委ねることができるようになります。

 

知覚できる範囲は広がり、様々な能力が生まれ、自由な感覚や幸福感に満たされます。

 

自尊心や自信、人生に対する楽観性、積極性、創造性が増し、周囲にもたらす影響力も大きくなります。

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Merelさんは、大多数の人間が陥っている200以下の「フォース」の状態から意識レベルを上げることを目標に、12次元のバランス調整法を編み出しました。

 

Merelさんの説明によると、「フォース」の状態にあるとき、人は潜在意識下でプログラミングされた世界を生きています。

 

このレベルの特徴は、物事に対するとらえ方が「否定的」であることです。

 

それに対し「パワー」の特徴は「受容的」であることで、受容とは、物事を否定せずあるがままに受け入れ、全体像を見ることです。

 

実際に、人生に変容が起きるために必要な意識レベルは、350の「受容」と考えられています。

 

この段階では、より大きな源につながった自分のパワー=生命エネルギーと調和して生きることができるため、人生を創造することができるようになります。

 

より「受容的」になることを目指して、Merelさんのバランス調整では、特定の経絡に対応する筋肉(ストレス反応に関する筋肉2つ+ハート・第4チャクラに関する筋肉3つ)の調整を行います。

 

 

私は、2024年に放射線治療を受けることを躊躇していた頃、この本を読んで強く感銘を受けました。

 

その後治療を受けることを決めると、治療中は非常時ゆえの大きな気づきと意識の拡大に恵まれました。

 

けれども、回復して日常生活に戻ると、私の意識レベルは元に戻り、いつしか「フォース」であるサバイバルモードを生きていました。

 

そんな中でコーチングに参加し、「フォース」特有の意識で、つまり、物事や現状を否定的にとらえながら、未来を変えようと奮闘していたので、きつかったのだなと思いました。

 

私はまず現状を受け入れ、自分に無条件の優しさ=思いやりを持ち、そこから何を望んでいるか心の声を聴く必要があったのです。

 

 

2) Metamorphic Technique®

 

その後、3月になってMetamorphic Technique®の勉強会に参加しました。

 

話し合った中で印象的なテーマが「変容の妨げになるもの」についてでした。

 

Metamorphic Technique®では、人はみな、受胎中に形成された特定のパターンを持って生まれてくると考えられています。

 

そのパターンを具体的に明らかにすることはしないものの、パターンが壊されると、新たな可能性が生まれ<変容>が起きると考えられています。

 

けれども、今回の勉強会で再確認したことは、パターンそのもの、もしくは特定のパターンを持っていること自体が、変容の妨げになるわけではない、ということでした。

 

パターンはその人の人生を形作る重要な要素であり、受精時に魂レベルでどんなパターンを持って生まれるかあらかじめ決めているというのです。

 

だから、人生のある時点でパターンが変容して自分が生まれ変わる可能性はあっても、特定のパターンを持って生まれること自体が問題にはならないのです。

 

けれども、『ある出来事があった→こういうパターンを持つようになった→結果人生がこのようになった』と人は物事が起きた原因を突き詰めて考えがちで、これが変容の妨げになる、というお話でした。

 

ここでも出来事や事実に対する、知覚や認識の在り方が重要なのだと思いました。

 

どんな物事も否定せず、決めつけず、ありのまま認識することが、結局のところ変容を促す早道になるというのでしょう。

 

最後に、帰国後のJさんからいただいたメールから、一節をご紹介します。

 

「あなたが今何歳であっても、自分が必要と感じる変化は何であれ、自分の中から始まるということを忘れないで」

 

私は今週誕生日を迎えました。

 

誕生日の前日から当日の午前中にかけて、なぜか重苦しい気持ちで過ごしていました。

 

途中で内観したところ、もしかしたら、昨年クラニオセイクラルセラピーのクラスで追体験したように、私は生まれる前とても苦労して産道を通ったのではないかと思いました。

 

午後、誕生時間を過ぎた頃から、次第に気持ちが楽になりました。この解放感も、クラスで実際に感じたことと同じでした。

 

私は時に、この重苦しい気持ちに支配されることがあるのですが、これすらも自分があらかじめ設定したパターンだと思うと、必要以上に問題視することはないのだと思いました。

 

年齢を重ねると、変化すること自体が難しく感じられます。

 

けれどもまずは自分の見方、感じ方、考え方をフラットにして、安らぎを感じること。

 

変わらなければいけないのではなく、変わらなくても大丈夫だと受け入れること。

 

その安心感こそが、本当はどうなりたいかを感じ、描きたい未来を引き寄せる原動力になるのだと思いました。