愛犬が教えてくれた最後のレッスン~信頼して手放す~

1月中旬に3か月続いたコーチングが終わってほっとしたのもつかの間、翌週に思いがけず愛犬を看取ることになりました。

 

愛犬の最期を考えるのはずっと恐怖でしかありませんでしたが、アニマルレイキと共に過ごした最後の数時間はとても穏やかで平和で一生忘れることができないと思います。

 

今日は、コーチングでの気づきに連動して、愛犬が身をもって教えてくれた学びについて、綴りたいと思います。

 

6回目のセッションが終わった日、これまでの疲れが出て、その日の午後は家でゆっくりしたいと思っていました。

 

そんな思いで19歳半のワンコの様子を見に行くと、前日よりもずいぶん弱々しくなっていることに驚きました。

 

聞けば、朝から食欲がないとのこと・・・これは大変かも、と直感的に思い、午後、共に過ごすことにしました。

 

快晴だったその日の午後、ワンコをいつものようにベランダに連れていくと、一週間前より足腰が立たなくなっていました。

 

歩かせるのを諦め、膝の上に載せて外を見上げているうちに、いつの間にか私はうつらうつらして一緒に日向ぼっこをしていました。

 

部屋に戻り、アニマルレイキをたっぷりして、さらに眠くなった私は、ワンコと一緒に布団で寝ることにしました。

 

これまで1か月以上、ほぼ毎晩添い寝をしていたため夜の眠りが浅く、仕事の疲れ、コーチングの疲れもあり慢性的な睡眠不足が続いていました。

 

その日、何も考えずに一緒に昼寝をした時間は安心感に満たされ、本当に幸せな時間でした。

 

翌日もワンコの状態は悪いままでしたが、これまでそうだったように、奇跡の復活を遂げることをどこかで期待していました。

 

けれども、次第に食餌も排泄も難しくなり、もしかしたら、これは「手放す」時期に入っているのかもしれない、と思いました。

 

コーチングの最終回で聞いた先生の言葉、自分の気づきが、私の中でこだましていました。

 

『万物には陰陽があり、それ自体に善も悪もない。けれども、人はあらゆる事柄にジャッジをしたがる傾向にある。

 

それに対して、陰陽が統合された世界に立つと、感情も物事の流れもよりフラットになる。

 

この時、自分自身とつながり、センタリングやグラウンディングしたバランスの取れた状態になっている。

 

意識が今ここにあり、物事をジャッジせずありのまま受け入れている。

 

その視点に立った時、人生はポジティブ/ネガティブに見えるアップダウンの繰り返しではなく、どんな出来事も(マイナスに思われることでさえ)意味があって起きている人生のプロセスととらえることができる。

 

その根底にある、宇宙的な愛を感じとることができる。』

 

『どうにかして変えなくてはいけないから物事をコントロールしたくなり、結果的にストレスと停滞を生んでいくのだと思いました。

 

けれども、すべての出来事は意味があって起きていて、私は何も間違っていなかった、と最後に気づいたことが大きな収穫でした。』

  

それまでの私は、ワンコに一日も長く生きてほしいからと、食餌や排泄の介助に全力を尽くしていました。

 

けれどもその効果も次第に少なくなり、全力を尽くすことが自分にとっても、恐らくワンコにとっても苦しくなりつつあることに気付いていました。

 

そんな時、ありのままを受け入れたら、この努力を手放すことになるのかもしれない、という考えが一瞬ちらつくことがありました。

 

とはいえ、いつまでもそばにいてほしかったし、その時期がそんなに早くやって来るとも思いませんでした。

 

コーチングの最終回から4日後、いよいよ食餌と排泄が難しくなった様子を見て、かかりつけの獣医さんに電話で相談することにしました。

 

仕事後だったので外は冷え、暗くなっていて必要であれば翌日受診しようと思っていたところ、今から連れてくるようにと言われました。

 

診ていただいたところ、体温が急激に下がっていて、もしかしたら今夜お迎えが来るかもしれない状態とのことでした。

 

延命せず連れて帰り、湯たんぽで温めながら、アニマルレイキを始めることにしました。

 

以前、祖母が危篤になった際、仙骨に手を当てレイキをしたところ、仙骨の脈動が激しくなり、2、3時間手がすいつくように離れなくなり、一命を取り留めた経験がありました。

 

それを思い出し、ワンコを抱っこした状態で仙骨に手を当てました。

 

始めのうちは、からだが冷たく、動きもない状態でした。

 

あぁもうダメかもしれない、と思いながらも、今日もまた一緒に寝たいと思いレイキを続けました。

 

その後1時間近く経つと、からだが温まり、祖母の時と同じように仙骨の脈動が激しくなりました。

 

次第にワンコの頭が動き、声が出るようになりました。その声は吠えに変わっていきました。

 

2時間くらい経ったとき、私は全身に汗をかいていました。

 

同じ場にいた猫は、今まで見たことのないような神妙な顔つきで私とワンコを見守っていました。

 

いったんレイキは終了してもよさそうだと思ったので、お水を飲ませたところ、その日一度もしていなかった排泄がありました。

 

祖母のように持ちこたえたように見えたので、私は隣に寄り添って寝ることにしました。家族も安心して床に就きました。

 

その後目が覚めた時、ワンコの呼吸が荒いのが気になりましたが、また眠りにつきました。

 

次に目が覚めた時、呼吸は落ち着いていました。鼻先を触ったら温かかったので安心して前足を握って眠りました。

 

まだ一緒にいたいよと心で思ったら、ワンコもわかってくれているようでした。

 

明け方目が覚めた時、喉を触ったら、かすかに「ごくん」と動いたようだったので大丈夫だと思ったのですが、これが最期の合図だったのかもしれません。

 

少しして不安になり、鼻先を触ったら冷たくなっていて、動きがありませんでした。

 

アニマルレイキで元気になったように見えたけれど、お水を飲み、排泄をして、もう一晩一緒に過ごすために、最後の力を振り絞ってくれたのだと思いました。

 

あれから今日で3週間になります。

 

私がレイキを身に付けることができたのは、15年前から毎晩練習に付き合ってくれたワンコのおかげです。

 

夜鳴きや問題行動が多かったワンコでしたが、レイキを始めて落ち着くようになりました。

 

きっと、ストレスの多かった当時の私の状態を反映していたのだと思います。

 

レイキを知ったことで、私のセラピーのスタイルも、エネルギーワークが中心になっていきました。

 

その後道で仔猫を保護したのも、そっとレイキを始めたら近寄ってくれたことがきっかけでした。

 

そしてワンコから私への最後のレッスンは、コーチングのサポートでした。

 

コーチングの初めに、「喜び」に満たされた状態をビジョンに掲げました。

 

そのビジョンに近づくため、「今、喜びを感じる」ためのワークとして、私は毎日10分間ワンコと心から一緒に過ごす時間を作りました。

 

次第にストレスが強まっていったコーチングの中盤では、19歳のワンコと過ごす時間がかけがえのないものだと再認識する機会がありました。

 

コーチングの後半では、頑張り過ぎるストレスパターンに気づき、その後も最後までそのパターンを手放すことができず、自分を追い込み、行動を止めることができない状態が続いていました。

 

最終回のセッションで、「流れを信頼し、手放す」ことがどういうことかわかり始めてきたとき、愛犬が身をもって教えてくれたように思います。

 

最後のアニマルレイキでは、仙骨の大切さを再認識することができました。

 

次回のブログでは、仙骨をテーマにした内容をシェアする予定です。