昨年10月から6回コースで続けていたコーチングが先週末終了しました。
3回目辺りからビジョンを描くことにストレスを感じるようになり、5回目のセッションがキャンセルになった直後、それまでの疲れが一気に出てひどい歯の痛みを発症しました。
楽しい夢に向かうはずのコーチングがなぜ辛く感じたのか、それは何事にも頑張り過ぎる自分のパターンにありました。
コーチング最終回で大きな気づきを得ましたのでシェアします。
<過小評価と承認欲求>
まずは、セッション前日に予定していた派遣会社との面談について話す機会がありました。
歯の痛みを発症した原因は、コーチングと仕事の両方で感じていたストレスでした。
そこで、当面の改善策として、仕事の負担を軽減するために、勤務時間を減らしたい方向で話を進めることになっていました。
年始のセッションで、面談で何を交渉したいかよく準備するといいわよ、とアドバイスをいただいていたため、コーチのLさんから、事前に準備しましたか?と聞かれました。
そう聞かれて私は一瞬答えにつまりました。
この2週間、毎日仕事に向かいながら今後どういう方向で進みたいか自問自答してたものの、「面談の準備」という言葉から想定される準備は特にしていなかった、と答えました。
けれども、実際には自分の意思を固めていた結果面談はスムーズに進んだわけで、Lさんからは、もしかして「準備」と聞いて、話す内容を必死に下書きするような準備のことだと考えていなかったですか?
頭の中で考えをまとめていただけでも立派な準備ですよ、と言われて、私は必要以上にきちんとしていないと、自分の努力を認めることができていなかったのだと初めて認識しました。
つまり、自分の行動を過小評価していて、その結果、自分の価値を誰かに認めてもらわなければいけない、という承認欲求が生まれているのだとわかりました。
<自分へのジャッジと出来事への解釈>
このように、私は自分の行動に対して、努力が足りない、もっと頑張らないとと自分に叱咤激励し続けてきたことをコーチングの中で何度も気づかされました。
その上で、コーチの先生が以下のような話をしてくださいました。
『万物には陰陽があり、それ自体に善も悪もない。けれども、人はあらゆる事柄にジャッジをしたがる傾向にある。
その結果、マイナス評価(ダメ出し)をしたり、その反動でプラスの何か(他人からの承認)を追い求めてしまう。
マイナスとプラスの間で揺れ動くと、感情も経験する物事もアップダウンを繰り返すことになる。
それに対して、陰陽が統合された世界に立つと、感情も物事の流れもよりフラットになる。
この時、自分自身とつながり、センタリングやグラウンディングしたバランスの取れた状態になっている。
意識が今ここにあり、物事をジャッジせずありのまま受け入れている。
その視点に立った時、人生はポジティブ/ネガティブに見えるアップダウンの繰り返しではなく、どんな出来事も(マイナスに思われることでさえ)意味があって起きている人生のプロセスととらえることができる。
その根底にある、宇宙的な愛を感じとることができる。』
<ビジョンとゴールの違い>
次に、ビジョンとゴールは異なることの再確認を行いました。
『ビジョンは夢を掻き立てるような、わくわくするもの。そのビジョンが生きる原動力となる。
その上で、ビジョンに近づくために具体的なゴール設定(方向性)が必要になるが、ゴール達成は義務ではない。
必要に応じて機動修正したり、少しでも達成に近づいたらその進歩を前向きに評価していくことで、自分を信じる気持ちが培われていく。』
⇒私はビジョンとゴールを混同していたことに気付きました。
こうなりたいというビジョンを思い描けば描くほど、現状とのギャップを感じ、苦しくなっていました。
この時「こんなこと叶うはずがない」というジャッジが無意識に入っていたことと、ビジョンを、達成しなければいけない目標のようなものととらえていたことに気付きました。
本来ビジョンとは自由自在に描くものであり、最終回になってやっとビジョンを楽しんで思い浮かべることができるようになりました。
そうすると、ビジョンの方向に向かって、より身近なゴールも1つ2つと浮かんできます。
壮大なビジョンに対して、設定し、達成するゴールがどんなに小さく見えても、「千里の道も一歩から」の精神で自分にプレッシャーをかけず優しい気持ちで見守ることができるようになりました。
そして目に見える現実での変化はまだ起きていなくても、これだけ自由にビジョンやゴールを描けるようになった自分の変化を高く評価したいと思いました。
<私は何も間違っていなかった>
6回のセッションを通して一番の気づきは、私は何も間違っていなかったのだということです。
コーチングを受けたいと思った動機は「現状をどうにかして変えたい」と思ったことでした。
その切羽詰まった気持ちがあったからこそプログラムに立ち向かう勇気が出たわけですが、いつの間にか無意識のパターンが発動し、現実的でないビジョンを描く自分、結果を出せずにいる自分に対するダメ出しの声が大きくなっていきました。
コーチングが苦しかった理由は、自分へのダメ出しであり、ダメ出しは何かを変えなければいけないという渇望感につながります。
どうにかして変えなくてはいけないから物事をコントロールしたくなり、結果的にストレスと停滞を生んでいくのだと思いました。
けれども、すべての出来事は意味があって起きていて、私は何も間違っていなかった、と最後に気づいたことが大きな収穫でした。
自分は間違っていなかったと気づいたことで生まれる安心感こそが、大きなビジョンに向かう土台になるのだと確信し、3か月続いたコーチングの旅を終えました。
しかしこの安心感を試される出来事がこの後に起きました。次回に綴ります。
