レイキとは?~エネルギーとセラピーの関係~

先日、外国人の方向けに新しくレイキのメニューをリリースしました。これまでは動物向けのアニマルレイキのみご提供しておりました。

 

レイキは日本発祥のヒーリング法ですが、日本の方は霊気という文字からのイメージもあり、どちらかというと敬遠される方が多いかもしれません。

 

そのためこれまでレイキをテーマにブログを書いたことはありませんでしたが、私が行うエネルギーを元にしたセラピーの原点でもあり、レイキと私の行うセラピーについてご紹介することにしました。

 

レイキを初めて知ったタイミングは定かではありませんが、おそらくイギリスでセラピーを学ぶようになった初期の頃ではないかと思っています。

 

というのも、海外、特にイギリスではレイキという言葉はセラピーのメニューとして割と一般的で、レイキを身に付けたセラピストに会うことも珍しくありません。

 

マタニティリフレクソロジーやクラニオセイクラルセラピーのコースに出たときは、参加者全員がレイキセラピストだったこともありました。

 

ボディトリートメントを習う時、初めはテクニックから入りますが、症状が良くなっていくのに必要なものはテクニックだけではないようだと気づくタイミングがあります。

 

もしくは、施術をしていて頑張りすぎて疲れを感じるようになったときに、これでよいのかと疑問を持つようになることもあります。

 

そんな時、ヒーリングの力はどこからやってくるのか、もっとリラックスして質の高いセラピーを行うことはできないかと考えるようになるのです。

 

とはいえ、日本でそれほど一般的とは言えないレイキをどこで誰から学べばよいか、なかなか決めかねるところがありました。

 

そんな時、レイキを習ってみようと思ったきっかけがアニマルレイキの存在です。

 

もともとセラピーを学ぶようになった頃私はドッグセラピーに興味を持っていました。愛犬はもともと敏感な性格のため、マッサージなどでリラックスしてもらいたいと思っていたのです。

 

さっそく動物向けにアレンジしたセラピーを通信で学び、愛犬に何度か試してみたのですが、リラックスするどころかかえって身構えてしまい、私が追いかけて、つかまえて、マッサージをするようになってしまいました。

 

これは、セラピーのあり方ではない、と思い、それ以上学びを進めるのを止めました。

 

また愛犬は敏感な性格ゆえ日常生活の中で様々なことに反応し、ストレスで家族を噛んだり夜中理由もなく吠えることもありました。

 

そんな中、試してみようと思ったのがアニマルレイキでした。

 

動物向けにレイキを教えてくださる先生を探し、半信半疑で受講した私ですが、すぐに私はアニマルレイキの虜になりました。

 

会場で協力してくれたワンちゃん、猫ちゃんが、先生のレイキを感じるやいなや、落ち着いて横になってしまうのです。

 

その日から私は毎晩愛犬にアニマルレイキを行うようになりました。初めはからだに触れることはせず、近くに座ってレイキのエネルギーを感じてもらうところから始めます。

 

そうすると、リラックスして夜の吠えが減るようになり、明らかに落ち着いた雰囲気に変わってきました。

 

けれども、愛犬はいつもリラックスしてくれるわけではありません。むしろ、私が疲れていて無理して練習しようとすると吠えたり唸ったりします。

 

また、既にリラックスしているのにもっとやってあげたいと思って続けるとやはり同じような反応を見せます。

 

こうして私は自分のエネルギーの質について考えるようになり、疲れているときはエネルギーの質が悪く、かえって悪影響であることを学びました。また、愛情から過剰にレイキを行うことは自己満足であることも学びました。

 

そしてこのことは、セラピストとしての私のあり方にも大きな影響を及ぼしました。

 

具合の悪い箇所があってもそこばかりに集中するのは好ましくないこと、レイキを受ける動物や人が自分に必要なだけのエネルギーを受け取っていること、ヒーリングに必要な時間は自分が思っているより短くてよいことなど様々な発見がありました。

 

それまでの私はセラピーによって症状がよくなるのだと思っており、たくさんの時間とエネルギーを込めることが大事だと思っていたのです。

 

けれども自分がよい状態であればパイプとなってレイキのエネルギーは自然に流れ、それによって受け手のエネルギーが高まっていくことを知りました。

 

この学びが私のセラピーに対する考え方の原点になっています。私が行っているセラピーは基本的に強い力を入れません。

 

リフレクソロジーやMetamorphic Techniqueは羽のようなライトタッチですし、クラニオセイクラルセラピーはからだに触れるだけです。

 

何か強いエネルギーを流そうと意識はしませんが、エネルギーが流れるとき、熱感やぴりぴりした感覚を感じることがあります。

 

手が特定の場所に導かれるように感じたり、そこから離れないと感じることもあります。それこそがレイキが流れている印なのです。

 

ですから、お客様にレイキについてご説明はしませんが、セラピーを行っているときはレイキを意識しなくてもレイキエネルギーを扱っているような状態になっています。

 

最後に、レイキとは何か、ということを簡単にご紹介しますと、レイキは生きている存在誰もが持っている自然エネルギーです。

 

リラックスしているとき、集中しているとき、レイキを意識しなくてもある程度エネルギーは流れているのではないかと思っています。

 

エネルギーが流れているとき、心身のバランスが整い、自然治癒力が活性化します。

 

また、エネルギーが十分に流れるようになると、五感や直感が鋭くなるので、自然に良い方向へ導かれるようになる、という現象が起きていくようになります。

 

この現象を言い換えると、通常意識を超えた高次の意識(ハイヤーセルフ)とつながっている状態と言えるでしょう。

 

もちろんどんなセラピーでも一度や二度のセッションを受けるだけで人生が劇的に変わることはありませんが、セラピーを受けるにつれ、自分の意識がより受容的になると、このような変化を感じることもあるかもしれません。

 

私の考えとして、幸せな状態でいるとき、良いエネルギーが流れているのだと思っています。

 

ストレスが大きかったり、思考や感情のパターンに偏りがあるとエネルギーが滞ってしまうこともありますが、人は誰もが本来レイキエネルギーを流すことができる存在です。

 

お客様お一人お一人にその力があることを信じ、その状態に近づいていかれることを願ってセラピーを行っております。