ぐるぐる回ってバランスを整える

まず最初にいつものようにからだのチェックをしてもらいます。

 

立って目をつぶると、からだが後ろに傾き、足指に力が入らないことがわかりました。

 

また、片足立ちをすると、右足に重心をかけたときからだがぐらぐらします。

 

次に目の動きを見てもらうと、左右下に動かすときに比べて、上方向に動かすのがきついことがわかりました。

 

首・肩を触っていただくとがちがちの状態。

 

その後整体の先生が提案してくれた内容にびっくりしたのでご紹介したいと思います。

 

回転椅子に座ってくださいと言われたので座ったところ、いきなりぐるぐると椅子を回されました。

 

ぐるぐるぐるぐる、目が回ってきます。

 

目が回るんですけど・・・と言ってもまだ回され続けます。

 

不安になってきたところでやっと止めてくれましたが、その後案の定目が回る・・・

 

大丈夫なんでしょうか・・・と言っているうちに元に戻りました。

 

いま、三半規管を活性化させたんですよ、とのことで、その後もう一度首・肩を触っていただいたところ、ほら、こんなに柔らかくなりましたよ、の声。

 

三半規管とそれにつながる前庭神経(脳神経の一つ)が正常に機能しなくなると、からだのバランスを保つことが難しくなり、脳から筋肉への神経伝達も滞るため、筋肉が過度に固まってしまうようです。

 

先生には常日頃からからだを動かしなさい、と言われていて、特にからだを左右にひねったり倒す運動を勧められていましたが、それは三半規管を活性化させることだと言われていたことを思い出しました。

 

今回強制的に目が回る状態にさせられて、それでもからだのバランスが整った、ということに驚きました。

 

そういえば、以前ブレインジムの勉強会で、ブレインダンスというものを習ったときも、スピンといってぐるぐる回る動きをしたことを思い出しました。

 

 

子どもたちにとっては大好きな動きだそうですが、大人になると心地よくなくなってしまいますね。

 

三半規管のはたらきは幼少期にからだを十分に動かすことによって発達しますが、実際には動きだけでなく、ストレスやトラウマの影響も複合的に絡んで十分に機能しなくなることがあるように思います。

 

三半規管が弱いと乗り物酔いやめまいが起きやすくなりますが、それ以外にもストレスが起きたときにからだをまっすぐに保てなくなったり、バランスを崩しやすくなってしまいます。

 

からだが硬くなればますます神経伝達が滞り、バランス感覚が失われてしまうので、忙しい時こそブレインジムのシンプルなエクササイズを続けて、脳とからだを守っていくことが大事だと思いました。