今年は、変容をテーマとするMetamorphic Technique®のセッションを受けてくださる方が多く、その中で東京在住の2名のお客様から、その後の状況をお伺いする機会がありました。
偶然にも(お互い面識のない)お2人とも3年前に来日され、初めて当サロンにお越しいただいた際、今年の夏が帰国されるタイミングと伺っておりました。
本日は、お2人がMetamorphic Technique®を受けられてからのご様子について可能な範囲でご紹介させていただきます。
①Nさま
Nさまは、長年各国に滞在されキャリアを積まれた方で、ご家族と共に来日されました。ご夫婦とも東京でお仕事をされています。
Nさまが昨年の夏に一時帰国された際に、Metamorphic Technique®について知るようになったそうです。
初めてご連絡があったのは昨年の秋でしたが、私自身の治療が開始する時期と重なり、その後、クリスマス前にNさまは一時帰国されたため、初めてお越しいただいたのは今年の2月でした。
ふだんお忙しいNさまご夫婦は、小さなお子さまと一緒に週末になると頻繁に国内各地に旅行され、ゆっくりした時間を過ごされていました。
当サロンは週末のみの営業のため、ご予約日を設定することが難しく、日にちが決まっても延期になることもしばしばでした。
Nさまにとっては、お一人の時間を見つけられること自体が難しいような印象を受けました。
初めていらっしゃった際は、帰国まであと半年というタイミングで、滞在中に予定していたことが終了できるか落ち着かない気持ちでお過ごしのようでした。
そして、セッションを受けられた次の週末、スキー旅行に遠出されて滞在先でひどい風邪を引かれたとご連絡がありました。
この風邪がセッションによるものかどうかは判断できないですが、セッション後は一時的に体調の変化が起きる可能性があることをNさまにお伝えしました。
そして、何か現象が起きているときは、人生が動いている可能性があるということを併せてお伝えしました。
6月にご連絡をいただいた際、またセッションを受けた方がよいか、とのご質問をいただいたので、Metamorphic Technique®では、受けた方がよいかはご自身のご判断によるので、受けたいと思われたらいらっしゃってください、とお伝えしたところ、お忙しい中再度お越しくださいました。
ご予約日には帰国が近いご友人一家が急に来られることになり、ご予約時間より1時間以上経ってからのセッション開始となりました。
その際Nさまご自身も、帰国予定が旦那様のお仕事の関係で8月から9月に延期になったこと、にもかかわらず住居の契約は7月末までで、8月以降の延長ができないと伝えられたことをお話しされました。
始めは住居の問題で強いストレスを受けていらっしゃいましたが、セッション後は少し落ち着かれたようでした。
最近になって状況をお伺いしたところ、帰国予定が当初の通り8月になり、帰国に向けてお忙しい日々をお過ごしとのことでした。
今でもやらなければならないことに圧倒されそうになる一方で、状況は進んでおり、ご自身も前向きになられているとお話しされました。
帰国されるまでに時間があればもう一度セッションを受けたいとお話しになったNさま、もちろん最後にもう一度お会いできればうれしいですが、セッションに来られなくても、Nさまは今前向きで落ち着いていらっしゃるご様子なので、きっと大丈夫、とお伝えしました。
②Gさま
Gさまは5月のお誕生日の前日にセッションを受けに来られました。
前年に初めていらっしゃった時から、今後についていろいろと考えていらっしゃるようでしたが、いよいよ滞在期限が切れるので、決断をしなければならないタイミングでした。
ゴールデンウィーク中に一時帰国され、ご家族やご友人と充実した時間を過ごされたNさまは、心のつながりを感じられる故郷に帰りたい気がするとおっしゃっていました。
一方で、日本での滞在はとても心地よく、様々な機会に恵まれていて生活環境を変えたくない気持ちもあるとのことでした。
セッション直後にご連絡をいただいた際は、帰国して別の仕事に就く可能性もあるとお聞きしていましたが、その後、ビザの延長が認められず、帰国して元の厳しい仕事に戻るか、その仕事を辞め、日本で新たにビザを取得して仕事を続けるかの決断を迫られているとご連絡がありました。
私はGさまが心から満足するご決断ができるようお祈りし、Gさまの決断にお役に立てばと、Metamorphic Technique®のConceptual pattern (Conceptualとは受胎時のことで、受胎時にはこの世に誕生したいという意志を実現したことから、受胎時の意識に集中して願望を創造する方法)をお伝えしました。
そして2か月後、別のセッションにお越しいただいたGさまにお会いしたところ、Gさまのきらきらしたご様子に驚きました。
Gさまは長年お勤めされていた本国での重要なポジションを去るご決断をされていたのです。
そして、Metamorphic Technique®のセッションを受けられた後、ご自分の夢(勉強されたいこと)を思い出し、その夢にチャレンジするために安定したキャリアを捨て、もうしばらく日本での滞在を続けたいというお考えに至ったそうです。
初めてお会いした際は、日本にそれほど心の開ける人がいないようなご様子でしたが、最近はご自身の夢に関係する新しい知り合いもできたそうです。
Gさまはまだ未知の世界へ恐る恐る足を踏み入れようとされている段階だとおっしゃっていましたが、私には、既に大きなご決断をされたGさまの未来はとても明るいように感じました。
今回日本に期間限定で滞在されているお2人の外国人の方にMetamorphic Technique®のセッションをさせていただき、Metamorphic Technique®が人生の節目のタイミングでお役に立てることを実感しました。
Metamorphic Technique®に惹かれる方は変容を求めていらっしゃると講座で習った通り、人生の節目では自然と変容を迎えるタイミングになるのかもしれません。
最初にご紹介したNさまは、予定通り帰国されますが、Nさまとのやり取りから以前より力強くなられた印象を受け、帰国後の在り方も変わられるのではないかと思いました。
Metamorphic Technique®のセッションでは、プラクティショナーはクライアントの方に寄り添う触媒としての役割を果たすのみで、クライアントの方の生命力、ご自身の力が活性化することを目的としています。
ご自身の力が目覚めれば、周りに振り回されず、ご自身の思うように人生を歩むことができます。
Metamorphic Technique®のセッションをさせていただいたNさまとGさまのご活躍を心よりお祈りしています。ありがとうございました!
人生の節目を迎えて、今後の進路に迷いのある方に、Metamorphic Technique®がお役に立てば幸いです。