昨日いらしたお客様は、お誕生日の前日にMetamorphic Techniqueを受けてくださいました。
3月に私自身が誕生日を迎えた際、誕生日は変容のタイミングであると強く感じ、皆さまにも誕生日の前後にこそ、このセッションを受けていただけたらと思ってまいりました。
本日は、昨日のセッションについて振り返ります。
昨日来てくださったお客様は、昨年末にクラニオセイクラルセラピーのセッションを受けてくださっていました。
クラニオセイクラルセラピーのセッションでは、「人生で前に進むことを目指す」ことをテーマとしており、施術前のカウンセリングで、アファメーションを選んでいただき、目指す方向性について考えていただいております。
その際にお客様がおっしゃっていたテーマは、「滞りのある状況から前に進むこと」、選ばれたアファメーションは、「リラックスしてベストを尽くします。そして世界を美しいと思います。」でした。
セッションの最後に、Metamorphic Techniqueにご興味があると伺ったので、Metamorphic Techniqueは「変容」に関係があるものだとお伝えしておりました。
春になって、5月の誕生日の頃にMetamorphic Techniqueのセッションを受けたいとご連絡をいただき、セッション日はお誕生日の前日となりました。
12月以来、事態はゆっくりと好転し、よりグラウンディングするようになり、変化を迎える準備ができたそうでした。
まずセッションの初めに、Metamorphic Techniqueの基本的な考え方である、以下の2点をお伝えしました。
・胎児期から誕生にかけての経験をもとに、人生で繰り返される特定のパターンが作られること
・人生で大きく前進したいとき、そのパターンがまさに最大限に展開していて、どうにかしたいと思った時にこのセッションに惹かれる方が多いこと
誕生時の経験が行動パターンを形成することが多いため、お客様が生まれた際のご経験をお聞きしてみると、難産で何らかの医療介入が必要であったそうです。
Metamorphic Tecniqueでは、誕生時に医療介入を行った場合、行動する際に他者の介入(指示)や締め切りなどが必要なケースがあると考えるのですが、お客様は既にこのことをどこかでお聞きになったことがあるようで、ご自身のお仕事でもそのような傾向があるとおっしゃっていました。
そして現在の状況を、蝶がさなぎから出ようとしているけど出られない状態だと形容されていました。
さて、セッションは足のタッチから始まります。
Metamorphic Techniqueでは、リフレクソロジーと違って決まった動きや刺激の仕方があるわけではないので、毎回お客様の足に触れて自分の手がどのように動くことになるか興味深く観察しています。
今回は右足(現在の状況に関係)に触れた際は、とてもゆっくりな手の動きでしたが、左(潜在意識に関係)に触れた際は、だんだんと手を動かすスピードが上がり、次第に激しくなりました。
この間お客様は眠っていらっしゃいましたが、起きてから感想をお伺いすると、足に触れている間とても息が苦しかったとおっしゃっていました。
Metamorphic Techniqueのセッションでは大半の時間は足に触れ、その後、手と頭を短い時間で触れていきます。
足に時間をかける理由は、足は「動くこと=行動」に関係し、人生を進んでいくために重要だと考えるからです。
足、手、頭ともに脊椎反射区のみに触れているのですが、足に触れている間のみ呼吸が荒くなったというお話が印象的でした。
お客様は東京在住の外国人の方で、ビザの更新時期が近いそうで、今後どうするかの決断を迫られているというタイミングでお越しいただきました。
Metamorphic Techniqueでは、セッションを受けに来られる方は変容の準備ができているという解釈をしておりますが、まさに今回変化・前進が必要な最中に迎えた誕生日の前日というタイミングでした。
Metamorphic Techniqueでは他のセッションと異なり、方向性について話し合うことなどはせず、また、変容に関係があるものの、セッションによる変容をお約束するものでもありませんが、それでも変容という言葉にピンとくる方はわかってくださるのだなとありがたく思いました。
今年はMetamorphic Techniqueのセッションのご予約をいただくことが多く、変容を求める方が増えているのかもしれません。
言葉で説明するのは難しいMetamorphic Techniqueでありますが、本ブログの内容が変化・前進が必要な方に届けば幸いです。