私はなぜセラピーを続けているのか?

プロジェクト参加の一次審査にあたり、プロジェクトの概要を提出するよう指示されました。

 

提出した通りの内容を、以下に記します。いつか別の形で実現することを願っています。

 

 

【プロジェクト目的】

将来の子どもたちが自由自在に生き生きした人生を送れるよう、出産前・出産後の女性がMetamorphic Technique®というセッションを受けるためのギフトチケットを発行する。

支援者は、出産を控えた、または育児中のお子さんがいる女性のご家族、またはご友人を想定している。

リターンとして、支援者ご自身にもオンラインまたは対面でのセッションを受けていただく機会を作る。


【Metamorphic Technique®とは】

イギリスで約40年前に生まれたもので、足・手・頭の特定の場所を優しくタッチする手法である。


足のリフレクソロジーを起源としており、リラクゼーションをもたらすものではあるが、脊椎反射区のみをタッチする点、何らかの不調を軽減するために行うものではない点が大きく異なる。

この反射区に受胎から誕生までの体験に基づくパターン<prenatal pattern(出生前・胎児期のパターン)> が埋め込まれていて、これが後の人生で繰り返されるパターンの基盤となるとの考えから、パターンに働きかけ、パターンを変容させることが第一の目的である。

 

Metamorphicとは蝶などの変態を意味する。

例えば、代表的なパターンとして、難産等により出生時に苦労した経験があると、行動することに躊躇しがちな傾向があると考えられている。

これは科学的に実証されたものではないが、胎内にいる間は脳神経が急速に発達する時期であり、この間の経験の積み重ねが、性格や気質の形成に影響を及ぼす可能性は大いにあり得る。

実際、発達障害のベースとなる脳の反射的特性は、誕生前~誕生後の限られた時期に発現することから、脊椎反射区のみをタッチするということは、神経に働きかけているのではないかと考えている。

手技は非常にシンプルであるため、母から子へ行うことができる。

 

活動母体はイギリスで慈善団体の認可を受けており、もともと子どもたちに行われていた経緯がある。現在でも本国では慈善事業の一環として取り入れられている。


【なぜ出産前・出産後の女性が対象なのか】

子どもへの支援が目的であるが、出産前・出産後の女性にセッションを受けていただきたい理由は以下の通りである。

1)出産前・出産後の女性は心身のバランスを崩しやすい時期であり、自身がリラックスできる時間を必要としている。

 

赤ちゃん自身のリラックスにもつながる大事なことであるが、ご本人が自発的にその機会を得ることは難しいため、ギフトという形でセッションを受けていただく。

2)出産前・出産後の女性はホルモンバランスや環境の変化により、本人が持つ人生のパターンを発動しやすい時期である。

 

母親となる女性がセッションを受けることはリラクゼーションだけでなく、ご自身のその後の人生に役に立つものと考えている。

3)最終的には赤ちゃんにセッションを行うことを目的としているが、必ずしもプラクティショナーが行う必要はない。


セッションを受けていただいた後手技をご紹介することで母から子へ簡単に行っていただくことが可能である。


【最後に】

母から子へのベビーマッサージは一般的ですが、本プロジェクトは単なるマッサージの枠を超え、子どもたちが幸せな人生を送れるよう願ってのものです。

現在不登校など子どもたちが抱える問題が少しでも軽減されるよう、無理のない形で生まれたばかりの子どもたちを支援できればと思い、企画しました。