私とあなたとの境界線~陰陽五行の「金」から考える~

今回のプレイショップで習った内容によると、「金」の要素は以下のようなことに関係します。

 

金とは自然界でいえば、金属や鉱物を指します。硬いものであることから、形を作ること、また、比喩的にお金や肉体というような意味もあり、自分が生きていくための基盤となるような確固としたものを指します。

 

そのことから、「自分」とは何か、に強調が置かれ、自分の価値を尊重すること、時間の管理と自己管理、さらに、自分と他人との境界線を作ること、自分にイエスと言い、他人にノーと言うための強さにも関係します。

 

ただ、闇雲に強くなればよいわけではなく、他人との関係の中で未知の流れに身を任せられる柔軟な強さも指しています。

 

ゲールさんが今回時間をかけて「境界線」を持つことについてお話しされていました。

 

健やかに生きていくためには、岩のようなしっかりした肉体と自分を大切にする気持ちを持つことが大事でありながらも、他人と協調するような柔軟な部分も大事ですね、と。

 

このお話を聞いて、私は4年前の転職活動の最中、「統合された動き」のエクササイズとアファメーションを続けることで、私はもう一度社会で挑戦するための力を養っていたのだなと思いました。

 

仕事を得てお金をいただくためには、自分の価値や実力をアピールしなければいけませんが、長くブランクを抱えた私にとって、アピールするのは容易なことではありませんでした。

 

面接官からすれば突っ込みたくなる部分が多数あり、そこで上手な返しができなければ、自信のない姿をさらすだけで、モチベーションを維持する必要がありました。

 

また、転職活動が思い通りに進まない際は、新たな可能性を探るなどの柔軟性も必要になりました。

 

そして、仕事が決まってからも社会でフルタイムで働くためには、今までの緩い生活とは違う習慣や自律心を持つことが大切です。

 

振り返ってみると私はセラピストとしてのトレーニングを受ける中で、自分の境界線が薄いことに気付いていました。

 

相手の気持ちになって話を聞いたり、相手の体調に寄り添って施術をすることはセラピストとして大事なことですが、自分の存在を忘れがちになってしまうことがあり、そうなるとこの仕事を続けることは難しくなります。

 

セラピストとしてその部分に気付き改善していくうちに、境界線はどんな場面でも大事なことに気付きました。

 

会社員として働く上でも、集団の一員として企業に貢献する気持ちを持ちつつも、自分の境界線や限界を知り、仕事を抱え込まない、他人の責任まで取り過ぎないことが大切です。

 

ブレインジムではまずなりたい姿、目標を掲げて、自分の脳と心とからだを整えることから始めますが、その先には他者とのよりよい関係作りも目指しています。

 

自分とは何か、自分は何を望んでいるかの自分軸がはっきりすることにより、他人との関係の中で目指す自分をどう形作っていくかも決まります。

 

新しいことを始めたい時、特に、社会の中で何か大きなことに挑戦してみたいと思う時は自分の心もからだも揺らぎがちです。

 

そんな中で、日々の習慣としてブレインジムのエクササイズでからだを動かし、ポジティブな気持ちになれるアファメーションを唱え続けていくことは、とても効果的なことだと改めて感じました。

 

この「統合された動き」のエクササイズは通常のセッションで必ずしも扱うものではありませんが、バランス調整でご自身に合う五行のエクササイズを取り入れてみたいと思われる方は、是非お問い合わせ欄からお知らせくださいませ。