セラピーを続けて受けるメリットについて新しい考察

先日チネイザンのセッションを受けた時、「ゆるし」という大きな気づきがセッション中に浮かんできて、お腹に溜まっていた怒りなどのネガティブな感情エネルギーが解放された経験をしました。

 

 

 

 

セッション後にこのことが強く心に残ったため、以前チネイザンを受けた時どのような体験だったか振り返ってみました。

 

最初にチネイザンを受けたのはちょうど3年前のこと、モニターとして2か月間に計5回通い、毎回セッションの後に短い感想をメールで送っていました。

 

初めはお腹を触られるのに慣れていなくてお腹も硬い状態でしたが、1回目のセッション後に、文字通り腹が決まるような、大きな決断をスムーズにできた出来事がありました。

 

その後、私はチネイザンの更なる効果に期待して、この臓器もあの臓器も刺激してほしい、というようなことを先生にリクエストするようになりました。

 

先生も初めはその思いに応えてくださっていたのですが、あまりに一生懸命施術をすると痛みが残ったりして、やり過ぎてしまったような違和感をお互い感じるようになりました。

 

そのうち流れに身を任せ、特に何かを期待することなくセッションを受けるようになりました。

 

その間、身内が亡くなるなど人生の中で大きな出来事が次々に起きていきましたが、大きく動揺せずに安定して過ごすことができたのは、お腹のトリートメントを続けていたからではないかと思います。

 

最後となった5回目のセッションを受けた後の感想はこんな内容でした。

 

「お腹に抱えていたいろいろなものが流れ出る実感があって、私にとって愛情についての定義のようなものが変わっていく機会なのかなと思いました。私の世界観は無意識に依存がベースになっていたんですけど、そうでない生き方もできるかもしれない、これから人とのつながり方がもっと軽やかになればいいなと思いました」

 

この頃身近な人とぶつかる経験を自分の中でどう解釈すればよいか悩んでいたのですが、それに関する貴重な気づきとなりました。

 

そして、先日チネイザンのセッションを久しぶりに受けて「ゆるし」というキーワードが出てきたとき、この5回目のセッションで感じたこととつながりがあるような気がしました。

 

チネイザンをモニターとして受けた当初の目的は、デトックスとか体調改善とか現実的な目的だったわけですが、次第に目的を手放すなかで、お腹のトリートメントが何を意味するか実感するようになりました。

 

東洋医学の陰陽五行では、各行、各臓器には感情が宿っていると言われますが、私たちは日頃全ての感情を感じ切れてはいないのでしょう。

 

チネイザンのセッションで内臓を意識して触れられるうちに、潜んでいた感情が解放され、少しずつ自分の中で把握できるようになったのか、次第に怒りや悲しみも強く感じるようになりました。

 

そして、自分の深いところにあるネガティブな感情を感じ切った先に「ゆるし」の境地があり、先日のセッションではやっと「ゆるし」について向き合うタイミングが来たのではないかと思いました。

 

今回の経験で、セラピーを受ける目に見えない効果として、セッションを続けて受けることで、少しずつ感情が解放されていくのだと感じました。

 

フェイシャルリフレクソロジーの創始者ロネ先生が、「病気の根本原因は感情である」とおっしゃっていた通り、感じ切れずに解放されることなく臓器の奥深くに閉じ込められた感情は、いつか病気という形で現れることになるのかもしれません。

 

 

 

 

 

セラピーを続けて受けることで、特定の病気が治癒することを望むことは難しく、目的として受けても逆効果になる可能性もあると思いますが、目的を手放して自分の内面を内観する機会としてセラピーを受けるならば、感情の解放など副次的な効果により、より健康で幸せな人生につながることはあり得るのではないかと思いました。