小さな子どもたちに、Metamorphic Technique®

昨日、Metamorphic Techniqueの勉強会がありました。テーマは子どもや赤ちゃんのためのMetamorphic Techniqueでした。

 

私はブレインジムや原始反射を勉強してきた経験から、Metamorphic Techniqueは子どもや赤ちゃんにこそ受けてもらいたい、それもプロの手ではなく、お母さんからお子さんにタッチしてもらえたらと考えてきました。

 

もともとMetamorphic Techniqueは障がいのあるお子さんに行っていた背景があり、慈善団体の認定を受けています。

 

本場イギリスではどのように広まっているのか興味があり、勉強会に参加しました。

 

勉強会でメインでお話しされたCさんは、問題を抱えている家庭を支援する自治体のプログラムに、セラピストとして参加されているそうです。

 

現在派遣されているご家庭は、家がひどく散らかっている家庭で、チーム派遣の主な目的は家の片付けと家族のサポートのことです。

 

Cさんは、片付けをしている間にその家の赤ちゃんにMetamorphic Techniqueのタッチを行っているそうです。

 

赤ちゃんを抱っこして短時間足や頭を簡単にタッチするだけですが、毎週受けているうちに赤ちゃんも流れを理解しているようで、自ら足を出したり、タッチしてもらう足指をCさんが触りやすいよう広げたりしてくれるそうです。

 

そして、回数をこなすうちに、家族の雰囲気も変わってきたようだとCさんは言います。

 

一番の変化はもともとこの赤ちゃんの誕生を望んでおらず、赤ちゃんにも積極的に関わろうとしなかったお父さんが、赤ちゃんに好意的に接する時間が増えたとお母さんが驚いていらっしゃるとのことでした。

 

このことから、Metamorphic Techniqueはセッションを受けた人だけでなくその家族や周りの場にも良い影響をもたらすのではないかとCさんは話されていました。

 

その他Metamorphic Techniqueのセッションをお子さんに行っているケースとして、発達障がいのお子さんを連れてこられるお母さんがいる他、ベビーマッサージの講座の最後にMetamorphic Techniqueを紹介すると興味を示されるお母さんがいらっしゃるそうです。

 

ただ、イギリスでも、赤ちゃんになぜMetamorphic Techniqueがよいのか説明して試してもらう機会を作ることは難しいのが現状のようでした。

 

通常Metamorphic Techniqueについてお話しする際は、変容に関係していることをお伝えし、変容について自然界での例を挙げてご説明するのですが、そもそも赤ちゃんや小さなお子さんに変容する必要があるのか、という疑問もあります。

 

変容というのは人生経験を重ねてきて、既に固まっている自分のパターンを崩さないと人生が行き詰まったように感じている人にこそその願望が生まれるのだと思います。

 

ただ、言葉を話さないお子さんだからこそ、その本質や効果を理解しているのではないかという意見が出て、私もこれまで愛犬にアニマルレイキを行ってきた経験からそうではないかと思っています。

 

何かがよい、と判断してもらうために、上手な説明は本来不要なのかもしれませんが、Metamorphic Techniqueを聞いたことがない方に理解していただくためには、説明が必要になってきます。

 

そこで、なぜMetamorphic Techniqueをおすすめしたいのか、私自身の仮説を述べてみたいと思います。

  • まだ成長段階で神経が発達段階にある脊椎の反射区をタッチすることで、自然な成長を促し、たとえ小さなバランスの乱れが起きていても修復が容易にできるのではないか?
  • 原始反射の多くが誕生前に胎内にいる間に発生し、誕生後早い段階で統合されていくことが望ましいことから、バーストラウマなどにより原始反射が統合しなかったケースをサポートしてくれるのではないか?
  • お子さんに何か不調が起きている場合、ご家族の問題を反映しているケースもあるため、ご家族全体によい影響があるのではないか?
  • 方向性を示したり、症状の改善を目指さないため、お子さん本来の能力が開花しやすくなるのではないか?

上記は私自身の仮説であり、科学的に検証することは困難ですが、もし小さなお子さんをお持ちのお母さんで、直感的に共感していただける方がいらっしゃったら、お試しいただけますと幸いです。


お母さんに通常セッションをお受けいただき、その際にお子さんをお連れいただくこともできますし、タッチの仕方をお伝えしてご自宅で行っていただくことも可能です。

 

タッチの仕方は非常にシンプルで決まった方法も存在しないため、どなたでもお子さんに行っていただくことが可能です。

 

モニター様を募集しておりますので、ご興味のある方は是非お知らせくださいませ。