ブレインジムで筋肉を再教育して、新しい人生を楽しんで進もう<思考編>

今日は、3回目の最終回となったブレインジム104講座についてシェアします。

 

前回以来、感情に働きかけるエクササイズを続けてみて、自分軸が整ったことを実感していました。

 

仕事が忙しく、残業続きの毎日で、なおかつセラピストとしての計画、新しい仕事探しなど、同時進行で進めないといけないことが多い日々でも、パニックになることなく、落ち着いて日々を過ごせていたように思います。

 

からだの上下が整い、グラウンディングができると、変化に動じない強さが生まれることを実感しました。

 

さて、今回の思考編では、脳の左右統合を扱います。左右統合とは、脳だけの話ではなく、左脳から右半身、右脳から左半身への神経が交差されていることを意味します。

 

そして、両目、両耳、両手両足を使いつつ正中線を軸として、からだの中央で作業ができることが理想です。

 

そして、両方の脳をバランスよく使うことによって、どんな時でも精神的に圧倒されたり、頑張りすぎたりせず、臨機応変に大局を見て動きながら、必要に応じて立ち止まって考える、というバランスよい動き、学習ができるようになります。

 

また、アイディアを実行する、学んだことをパターン化して記憶するなど、よりダイナミックな行動をするためにも左右の統合は大事です。

 

脳の栄養となる呼吸をたっぷり吸いこむためのエクササイズ、両手を左右対称に使ったり、手と目の動きを協調させるためのエクササイズなど、この領域では様々なエクササイズがありますが、なかでも重要なのは、からだの中で神経交差を象徴するX(エックス)を感じるエクササイズです。

 

左右統合が大事、など言葉で表現することは簡単ですが、わたしのように幼少期の動きが足りず、あるいは、例えばへその緒が首に絡まっていたというような、胎児期まで遡らないといけないかもしれない原因によって、首の筋肉が安定しないと、頭を水平に保つことができないため片方の目や耳に頼ったからだの使い方を身に着けてしまうものです。

 

その慣れ親しんだパターンを身に着けることは不安定なからだを支えるために必要であったことだから、左右統合は理想であっても、すぐに変えられるようなものではありません。

 

そこでまずXを感じてみる、そして少しずつ目や耳の使い方に関係するシンプルなエクササイズを取り入れながら左右のバランスを整えていきます。

 

そうすると、今までは息を止めて頑張るしかないと思っていたことが、もっとリラックスして楽に動けるようになっていくことに気付いていくことでしょう。

 

頭ーこころーからだがバランスよく協調するようになってくると、新しい挑戦をしたいと思っている時に、リスクを恐れず飛び込むことができます。

 

逆に言うと、心身のバランスが整っていないと、変化に立ち向かうことは困難になってしまうのは仕方ないこととも言えます。

 

原因は何であっても、ちょっと体を動かしてみればいい、というブレインジムの考え方が大好きです。

 

ブレインジムのアクティビティは日々の継続が大事です。

 

今回教えてくださったオーストラリアブレインジム協会の会長を務めていらっしゃるHさんは、ブレインジム歴30年の大ベテラン。

 

このブログのトップで掲載した写真は、3年前メルボルンの講習で初めてお会いして、一緒に練習させていただいたときのものです。

 

もともと学校の先生で、学校で子どもたちの学習が楽になるようにとブレインジムを取り入れただけでなく、ご自身がストレスフルな学校での生活を乗り切るためにもブレインジムのエクササイズを日々実践し続けてきたとおっしゃっていました。

 

わたしも今回あらためてブレインジムのエクササイズを1つずつ学ぶことによって、ブレインジムを日常生活に取り入れることによる自分の変化を強く実感しました。

 

昨日より今日、今日より明日、と少しずつ新しい動きをからだに馴染ませて、新しい生き方を始めていきたいと思っています。