ブレインジムで筋肉を再教育して、新しい人生を楽しんで進もう<体感覚編>

昨日はPACEと呼ばれるブレインジムの準備体操的なアクティビティ4種類と、「レングスニング・アクティビティ」カテゴリーより、6種類のアクティビティを学びました。

 

PACEに含まれているアクティビティは、主に恐怖などの感情ストレスをもたらす状況下で、落ち着くための自分軸を整えることを目的としています。

 

レングスニング (lengthening) アクティビティについては、私たちは、恐怖などの感情を感じたときに、自動的に筋肉を収縮させ、戦闘態勢や逃げの態勢に入ってしまうものですが、この筋肉をゆるめ、長くする(lengthening)ことが目的です。

 

これらの筋肉は、主にからだの背面にあるふくらはぎや肩・首の筋肉を指します。

 

危険を感じると筋肉を収縮させ短くさせる反射は原始反射と呼ばれ、胎児期や生後間もない時期に出現し、幼児期の発達に重要な役割を果たしています。

 

例えば、首の位置に関係する緊張性頸反射は生後3か月、バランス感覚に関係する緊張性迷路反射は生後4.5か月のうちに出現し、形成されます。

 

その反射が、幼児期の適切な時期に統合されていないと、その後の人生において、危険を感じるようなストレスの多い状況に陥ったときに自動的な反応を起こすようになります。

 

原始反射は発達障がいのお子さんとの関係で語られることが多いですが、特に日常生活で困難を感じていない大人であっても、新しい状況に尻込みしてしまうとき、ストレスいっぱいでしんどい状況が続いているとき、この反射が活性化していると言えます。

 

何か新しいことをやろうとしても、始められない、続けられないことがあったとしたら、非常にもったいないことだと思うのです。

 

あるいは、前のめりになって頑張らないと続けられないとしたら、こちらも収縮した筋肉を総動員させて無理している状態と言えます。

 

こんな時、呼吸は止まり、肩は上がり、ふくらはぎはかちかちになっていることでしょう。

 

目はまばたきせずに一点を凝視していて、目の周りの筋肉も硬くなっていることでしょう。

 

この方法がスタンダードになってしまうと、普段からだがどんな状態になっているか気づかないかもしれません。

 

そこで、ブレインジムのアクティビティをしながら、からだの状態を見つめていきます。

 

自動的に反射を起こしてしまう筋肉を再教育していきます。

 

からだの筋肉がほぐれると、気持ちもほぐれていることに気づきます。

 

一生懸命頑張ることは美徳だと思っていましたが、本来のあり方は、もっとリラックスして落ち着いて物事に取り組めることだということに、ブレインジムを学んでから気づきました。

 

わたしは春から新しい道に進みます。その時、これまでのような一生懸命頑張る人生ではなく、リラックスして楽しめる人生に歩んでいきたいと思うのです。

 

わたしと同じようなことを願う方たちに、ブレインジムは是非おすすめです。