わたしは何者?~思いを自由に言葉で表現する~

 

今回お願いしたプロの方は、プロの視点でわたしのホームページを見て意見をくださいました。

 

まず言われたのが、トップページの情報があまりにも少なくてわかりにくい、ということでした。

  

トップページにいかにわかりやすい情報を載せられるかでホームページの価値が決まってしまうそうなのです。

  

わたしは、自分の感覚で、トップページは看板的な存在だろうから、どちらかといえば、イメージ重視でいいのかと思っていたのですが、それでは漠然としたメッセージしか伝わっていないということでした。

  

それで、どんな方を対象に、どんなことをどんな言葉で伝えたいのか考えるように宿題をもらい、わたしなりに練りに練って更新したのですが、その方にはまたも、ダメ出しされてしまいました。

  

その方は、わたしが表現しているようなセラピーの世界とは全く無縁の世界にいらっしゃる方なので、率直な意見として、わたしが何を言いたいのかはっきりしないと言われました。

  

もっともっと噛み砕いて、わかりやすく伝えないといけない、と言われました。

 

そして、その方は、わたしのあいまいなメッセージをまとめてくださり、こんなふうに書いたらいいのでは、と提案してくださいました。

  

また、他の方のホームページがどんなふうになっているのか、研究するようにとも言われました。

  

なるほど、そういう視点で他の方のホームページを見るということをしたことはありませんでした。

  

そこで、それをもとに、再度書き直して、やっと昨日合格点をいただくことができました。

  

それにしても、この作業はしんどかったです。

  

できてしまえばそんなに大変なのだろうか、と思えてしまうのですが、自分の頭の中でイメージしていた世界やビジョンや思いを、わたしのことを全く知らない方宛てにわかりやすい言葉で表現するのはまったく新しい感覚でした。

  

私の日常の肩書である、わたしは会社員です、翻訳者です、とは何の抵抗もなく、事実として伝えられますが、新しいアイデンティティの自分を、自分の思うように表現することの難しさ。

  

いや、難しいのではなく、これまでそういうことをやってきていなかったのだと思います。

  

わたしは疲れて行き詰まったときにはブレインジムのエクササイズをしながらパソコンに向かいました。

  

そのうちに、この作業って脳の統合が求められるのではないかと思ったんです。

  

通常の肩書とは別に、自由な気持ちで思い描く自己イメージというのは、右脳から始まるものだと思います。 

 

でもその時点では、そのイメージは頭の中にとどまっているだけ。これをわかりやすく言葉で表現するには左脳を使わないといけません。

  

そして、イメージの世界は、必ずしも客観的事実とは限らないから、伝える相手の方にもイメージがしやすいよう、右脳的な感覚を抱きながら言葉で表現する必要があります。 

 

でもこれに慣れてくると、楽しいんですよね。自分のことをいかようにも自由に楽しく表現できます。

 

客観的事実ではなく、なりたい自分の姿を自分の言葉で表せばいいんです。

  

だから、ホームページ制作だけではなく、特定の表現者の方だけでもなく、わたしは何者なのかと、自由に自分で定義して伝えていく、そんなことを一人一人が始められたら世の中がもっと楽しいものになるのではないかと思いました。

  

そして、右脳で描いて左脳で表現する世界は、まさにブレインジムの得意とする分野なので、これに慣れてくれば、表現した言葉の通り行動して、現実を変えていく、ということができるのではないかと思いました。